南極物語 | 犬が出てくる映画

南極物語

南極物語

1983年の日本映画。南極観測隊の苦悩と16頭の樺太犬の物語です。第1回ゴールデングロス賞最優秀金賞、マネーメイキング監督賞を受賞。高倉健、渡瀬恒彦、夏目雅子等が出演。2006年にアメリカでリメイクされ、2011年には木村拓哉を主演にした関連ドラマが放送されました。

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悲劇の中にも感動あり フィポさん

この感想には一部ネタバレに近い内容が含まれています。

 

南極大陸に取り残された樺太犬が1年後に越冬隊員と再会する実話を元にした映画です。

 

昭和31年、南極地域観測隊第1次越冬隊が、様々なトラブルに見舞われてしまい、急いで日本に帰らなければならなくなります。 その時、樺太犬15頭はどうしても無人になる南極の昭和基地に置き去りにせざるお得なくなります。

 

当時の犬の世話係担当の隊員は激しくそれに反対しますが、結局、昭和基地の前に置き去りにしてしまいます。 帰国する前に、たくさんのえさを与え泣きながら1年後の再開を約束して犬と別れます。このシーンはかなり号泣です。さらに、飛行機が飛び立ち誰もいない南極大陸で、犬だけが残され、その犬がどんどん遠ざかって行くのは、涙なくしては見ることができません。また、とにかく1年間生きているようにと奇跡を願うばかりです。

 

犬を置き去りにして帰国した越冬隊員たちは、世間から激しい非難を浴びます。越冬隊員も犬を置き去りにしてしまったことで自分を責め続け 苦悩をします。また樺太犬を提供してくれたブリーダーに謝罪に行きますが、そこでも罵声を浴びせられたりします。

 

確かに、なぜ犬を連れて帰ることができなかったのか、映画を見ただけではその事実は分かりませんでした。でも、元越冬隊員の苦悩や、 犬を置いていくのを頑なに拒否をし続けた隊員姿を見ると、どうしても仕方がなかったこと。苦渋の決断だったと信じたいです。

 

1年後に無事に2匹の犬と再開できた時はとても感動したしそれは奇跡で、越冬隊員の歓喜は最高だと思います。 しかし、その逆を言えば残りの犬はみな凍死したり餓死したり、アザラシなどに襲われて死んでいました。

 

映画では、アザラシに襲われて犬が死んでしまうシーンや犬が海に落ちるシーンもあり、動物虐待と非難されています。 確かに、動物虐待の要素は十分ありますが、それが逆に動物愛護の精神を刻むことができたのは良いと思います。